こんにちは、ECペンギンです!
ウェブ業界にいると最近チラチラ聞くようになった『Shopify』ですが、実際どんな特徴があって、どんなサービスなのかをご存知の方は多くない印象です。
そこで!!今回は、Shopify界隈にどっぷりと入り込んでいる私が『Shopifyとは何か、どんなサービスなのか』を紹介していきます。(Shopify好きすぎるマンなので、ちょっと熱くなっているところありますがご了承ください笑)
Shopify とは?
そもそもShopifyとは、どのようなサービスなのでしょうか。
簡単に言ってしまうと、
『世界最大級のECサイト制作プラットフォーム』
です。
2004年にカナダでスタートしたShopifyは、現在世界170ヵ国以上、100万店舗を超えるECサイトプラットフォームとなっており、世界中で愛されるサービスとなっています。その流通額が10兆円以上というのも驚きです。そのプラットフォーム(管理画面)も非常に使いやすく、複数言語に対応、SEOやSNS連携にも強く、集客がしやすいというのも大きな特徴となっています。
またShopify Inc.自体も2015年には、ニューヨーク証券取引所および、トロント証券取引所(東証のアメリカ版、カナダ版のようなもの)に上場しており、世間にも認められる企業で、安心感しかありませんね(笑) ECは、個人情報や決済周りなども含め、流出してはならない情報を扱うので、運営基盤がしっかりしているのは重要なポイントでしょう。
また2017年にShopify Japanが設立され、日本にも本格参入してくる意向を示しています。まだまだ日本では発展途上ではありますが、NetflixやAirbnb, Facebookなど海外で普及した数々のサービスが日本でも普及してきた過去を考えると、Shopifyも中長期的に見て日本で広く普及していくのではないでしょうか。
Shopifyの料金プラン
ここまでで大まかにShopifyとはどのようなサービスなのかを掴んでいただけたかと思います。
なので、次はその料金プランです。
こちらがShopifyの料金プランです。ちなみに上記の3プランで違うのはクレジットカードの手数料や登録できるスタッフの数、ギフトカード送れるかくらいなので、一般的なECサイトを立ち上げるにはベーシックで充分で、月額$29(3000円くらい)ですね。
ちょっと高めだなって感じた方いらっしゃいますか。
いやだいぶ安いです。Shopifyの豊富な機能を考えるとこれは格安だなーと感じることが多々ありました。しかも、他サービスを使用してECサイトを作成する際は初期費用がかさんでしまう場合もあるのですが、Shopifyは月額料金だけとなっています。
少しでも気になった方は、Shopifyを2週間無料で体験できるので、試してみるのもアリですね。
Shopifyの特徴・メリット
さて、ここからはShopifyの特徴・メリットです。
- 世界最大級シェアと成長率
- シンプルな操作性
- 越境ECに対応
- 豊富なアプリとテーマ
- 販売経路を増やせる
- 実店舗販売のPOSも使用できる
世界最大級のECサイトプラットフォームだけあって、非常に魅力的ですね。ちょっと長くなってきてしまったので一個ずつ、ささっと見ていきましょう。
世界最大級シェアと成長率
まずこれですね。世界最大級のECプラットフォームであること。特にアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど英語圏で圧倒的に強いのが下記の図を見ても明らかで、アフリカの方でもどんどん活用されてきているのも面白いです。
websitetooltesterより引用
そして、何よりすごいのはその成長率です。Shopifyの圧倒的な伸びを見てください。
Googleトレンドより
Googleトレンドは、その検索ボリューム(Google検索でどれくらい検索されたか)を示しているのですが、競合のWooCommerce, Magento, BigCommerceを抑えて、ダントツの伸びです。
Shopifyの豊富な機能・魅力なくしてこの人気は得られません。このようにShopifyとは世界最大級のプラットフォームだけでなく、今後もさらに普及していくサービスと言えます。
シンプルな操作性
次にシンプルな操作性。めっちゃくちゃ機能豊富なのに操作がとても難しくて使いきれないサービスってありますよね。
Shopify。大丈夫です。
Shopify管理画面
こんな感じで初心者でも全然使いやすいデザインになっており、最初に使用し始めた際も特に問題なく使用できました。Wordpressの管理画面にも似ていますね。
越境ECに対応
日本国内向けのECサイト制作はもちろん、海外向けのECサイトも作成できるのがShopifyです。既述の通り、世界シェアが高く、数多くの言語だけでなく、各国の税率、決済方法にも対応しています。
日本は少子高齢化で長期的に人口は減少していくばかりです。しかし、Shopifyのような越境ECを使用することで世界の70億人に対して勝負していくことができます。
豊富なアプリとテーマ
一からECサイトを作成し、様々な機能を実装していくのは本当に骨が折れる作業です。しかし、Shopifyではそれらの機能を補完する2400以上の豊富なアプリや100近くのテーマが揃っています。
Shopify App Storeより
最近では、楽天のShopifyアプリも開発され、楽天との連携したECサイト制作も可能になっています。Wordpressでいえば豊富なプラグインとテーマが揃っているイメージではないでしょうか。
SNS等を通じて販売経路を増やせる
次に魅力的なのが、Shopifyは複数SNSや他ECサービスとの提携を結んでおり、それらと連携した運営を行っていけることです。
例えばInstagramアカウントで商品を表示させて、ストアにリンクさせると言ったこともできるのです。インフルエンサーなどを使用したマーケティングも主流になってきている今、このような機能は大きな魅力と言えるでしょう。
Instagramより
実店舗販売POSもできる
公式Shopifyより
最後に、ShopifyはPOSを使用して実店舗販売もできるのです。ECサイトも、小規模の実店舗も持っている事業者さんは、一括でShopify上で管理できるので便利ですね。
以上が、Shopifyの簡単な機能とメリットです。ちょっとめちゃくちゃ優秀すぎて逆に怖いって人もいると思うので、私自身が感じたデメリットもお伝えします。
Shopifyのデメリット
Shopifyとは、最高のサービスなのか!と感じるのはまだ早いです。もちろん、弱点、デメリットもあります。
- 完全に日本語対応されていない
- HTML/CSSの知識が必要な場合もある
完全に日本語対応されていない
世界中、特に英語圏で高いシェアを獲得しているShopifyですが、日本にはまだ進出してきたばかりということもあり、日本語対応していないアプリなどが多数あります。
Shopify App Oberloより
使用するだけなら多少英語が読めれば問題ないのかなと思うのですが、問題が起きた際の問い合わせや、細かい仕様の問い合わせなどは英語力が必要になる場合が多いです。
細かいところはHTML/CSSの知識が必要
これはShopifyに限った話ではありませんが、やはり細かいところまでデザインにこだわろうとすると、HTMLやCSSの知識が必要になってきます。ただある程度のところまでは知識なしでデザインできるので、もうちょっと凝ったデザインを突き詰めたい!という人はShopify関連の制作会社に依頼してみると良いと思います。
Shopifyでできている日本のECサイト
最後にShopifyで作成されている国内向けECサイトをいくつかご紹介します。現在Shopifyはまだまだ日本で普及しきっていませんが、今後も様々な企業がShopifyに移行してくるかもしれないと考えるとワクワクしますね!
ゴーゴーカレー公式通販
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ひとえうさぎ
キューピー(海外向け)
とらや(海外向け)
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『Shopify とは?』まとめ
いかがだったでしょうか。Shopifyの魅力、十分伝わりましたでしょうか。
もし少しでもShopify良いなって思っていただけたら、Shopify界隈で働いている身としては嬉しいです。
今後もShopifyに関する記事をどんどん書いていきますので、たまに遊びにきていただけると幸いです。