【徹底解説】Shopifyストアで卸売(B2B販売)をする方法

【徹底解説】Shopifyストアで卸売(B2B販売)をする方法

卸売B2BストアをShopifyで開設するのは可能か?

Shopifyは主にD2CやB2C向けのサービスとして使われることが多いですが、卸売、すなわちB2B販売にも完全に对応しています。

完全新規ストアとして B2B専用のストアを構築することも可能ですし、toC向けの既存ストアに対して B2B販売のカスタマイズを行うことも可能です。

ただ卸売を行うためには一般的なShopifyストアとは違う構成が必要になります。ここでは、Shopifyで卸売ストアを構築するための方法を徹底解説します。

 

ShopifyでB2B卸売ストアを作るためのステップ

Shopifyで卸売ストアを構築する際に必要な機能は基本的に下記の3つになります。

① B2B卸売向けで販売できるように調整する
② B2B卸売の受付をする(卸売で買いたい人を)
③ B2B顧客向けの価格

1. B2B卸売価格が設定できるアプリを使う

Shopify Plusを使用せずに卸売ストアを構築する場合、アプリを使用して卸売機能を実現する必要があります。

  • B2B向け顧客 → 20%OFF 価格で購入可能
  • 一般の toC 向け顧客 → 通常の正規価格で購入可能

この部分は、顧客タグを使用して割引を行う場合が大半でアプリが必須になっております。具体的にはB2Bの顧客には「B2B顧客」とタグをつけ、「B2B顧客」とタグがつくユーザーにのみ、20%の割引を行うというような運用になります。

2. B2B顧客の受付を行う

次にB2B顧客の受付を行う機能が必要になります。

みんながみんな B2B顧客になれてしまうと、全員が卸売価格で購入できてしまいます。よって、B2B顧客になるために

B2B受付フォーム → 受付 → 審査 → B2B顧客になる(B2B顧客タグをつける)

という流れが必要になります。

3. ストアでB2B顧客向けの価格を表示する

最後に B2B顧客向け用の商品価格を表示することも重要です。商品を選んでいるときに、通常価格でしか表示がされていないと実際の購入価格がわからなくなってしまいます。

通常ユーザーに関しては問題ないのですが、B2B卸売対象ユーザーに対しては

❌ 表示価格 = 通常価格

⭕️ 表示価格 = B2B卸売価格(可能であれば割引前の価格も)

で表示することで購買意欲のアップに繋げましょう。

 

おすすめのB2B卸売販売アプリ

先ほどのステップを踏まえた上で、B2B卸売におすすめのアプリをいくつか紹介します。

おすすめの B2B卸売販売アプリ① [ Howdy Customer Tag Discount ]


B2B卸売には必須な顧客タグごとに割引率を設定することが可能になっています。

また先ほどのステップでも紹介した B2B顧客向けの割引、商品詳細ページやコレクションページでの割引額の表示も可能になっているため、こちらのアプリひとつでほとんどのB2B卸売機能を網羅することができます。


アプリの特徴① 柔軟な価格設定

「B2B顧客」 → 20%OFF
「B2B顧客 VIP」 → 30%OFF

など複数顧客タグに対しての独自の割引率を設定することが可能です。

また商品グループの設定もできるため

「B2B顧客」タグ
→ 商品グループ A 20%OFF
→ 商品グループ B 30%OFF
→ 商品グループ C 割引なし

「B2B顧客 VIP」
→ 商品グループ A 30%OFF
→ 商品グループ B 40%OFF
→ 商品グループ C 割引なし

といったより柔軟なB2B価格設定も実現できます。


アプリの特徴② B2B卸売 価格の表示

また商品のB2B価格表示も対応しており、顧客ログイン済&割引対象の場合は下記のように価格表示自体も変更されるようになっています。意外とこのB2B卸売価格の表示ができないアプリが多いため、アプリを選ぶ際はこちらもポイントにしてみましょう。


アプリの特徴③ 注文、送料割引

注文の割引や商品の割引はもちろんですが、顧客タグによる送料割引も可能になっています。


アプリの特徴④ チェックアウトページでの割引

また他のアプリですと「カートページ → チェックアウトページ」に遷移する際に割引させるアプリも存在しています。そうすると「今すぐ購入する」ボタンなど、カートページを経由せず、直接チェックアウトページに進む場合に割引が適用されない場合があります。しかし、こちらのアプリはチェックアウトページでも割引チェックを行なっているため、今すぐ購入ボタンにも対応しています。

 

おすすめの B2B卸売販売アプリ② [ Shopify Forms ]

B2B受付フォームを構築するには、Shopifyストア既存のコンタクトフォームでも良いのですが、個人的にはShopify Formを使用することをおすすめしております!

Shopify Formsは無料で使えるツールで、名前やメールアドレス以外にも

・実店舗数
・ストアのURL
・購入予定予算

など様々な情報を設定し、顧客メタフィールドに情報を入れることができます。その顧客データをもとにメールマーケティングを行うなど色々な応用が可能ですので、B2B顧客フォームの作成は Shopify Formsでその後の運用に繋げましょう。

 

Shopifyストアで卸売(B2B販売)をする方法 【徹底解説】まとめ

以上、ShopifyストアでBtoB販売を行う方法でした!B2Bストアは、こんな機能が必要です!という部分を解説してみましたが、いかがだったでしょうか。

B2Bストア構築は、過去にも数件担当したことがあるのですが、やはり顧客ごとに異なる割引を効かせる方法を探すのに苦労した思い出があります。

少しでも参考になったら嬉しいです!

 

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